6月「緑青(ろくしょう)」

こんにちは。
カラープライマリー久保田みきです。

日本の伝統色シリーズとして
その月にあわせて
古くから愛されてきた色を
ご紹介しています。

お誕生月の方、おめでとうございます。
お誕生月ではない方も
どうぞ今月もおつきあいください。

6月の色
例年よりはやく梅雨入りしている九州地方です。

6月は、くすんだ緑「緑青」のご紹介です。

「緑青」は、銅に生じる緑色の錆(さび)の総称をいいます。
その色が名前のまま「みどりあお」であることがその名の由来です。

例えばニューヨークの「自由の女神」の薄い緑色
鎌倉の「大仏さま」
あれがブロンズについた錆です。

この錆と同じ成分を含む「孔雀石(マラカイト)」は
緑色の顔料としても用いられる色で
先史時代の洞窟の壁画にも使われていたことがわかっています。

宝飾品としても大切にされ
古来より、身に着けると危険や病気を防ぎ
子どもを守る石とされていたようです。

古代エジプトではクレオパトラが
邪眼(悪意や呪い)を防ぐため
マラカイトを粉にして目の淵に塗ったのが
アイシャドウの始まりと言われています。

「攻める」というよりも「守る」イメージが強いですね。

しかし、ただそこにじっとしている。というよりは、
古きを知り新しきを知るといった
先人の知恵から学び
新しい考え、柔軟な動きで身を守る。
そんな軽やかな印象です。

固くて重たい考えから
逃げ出したいときに
この色が気になることもあるかもしれません。

キーワード
深い知恵 知性 霊性
気持ちを落ち着かせる 悪いものから守ってくれる

参考文献:「色の手帖」
「パワーストーン+動物キャラナビ」
「名画の色・歴史の色・国の色 色の知識」

 

おまけの色の話

この世界に色の名前が生まれたとき
黒、白、赤、青、の4色でした。
赤には黄色や橙も含み、青には緑が含まれました。
黒い、白い、青い、赤い
形容詞である、「~い」をつけて意味が通る4色です。
黄い、茶い、紫い、とは言いません。

まだ熟していない果物を「青い」と言ったり
生い茂る植物の葉を「あおあおしい」と表現したりするのは
その名残です。

 

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