5月「藤紫(ふじむらさき)」

こんにちは。
カラープライマリー久保田みきです。

日本の伝統色シリーズとして
その月にあわせて
古くから愛されてきた色を
ご紹介しています。

お誕生月の方、おめでとうございます。
お誕生月ではない方も
どうぞ今月もおつきあいください。

5月の色
今年は暖かくなるのが少し早いようです。
わが家の庭のさくらんぼも
例年でしたらゴールデンウイークがピークですが
通常より2週間ほど前倒しでした。

福岡では4月下旬〜5月初旬に見頃を迎える
藤の花も、いつもよりも早めに見頃を迎えています。
ニュースで報道される各地の藤棚が美しいですね。

5月は、明るい青紫「藤色」のご紹介です。

藤の花房が風に吹かれて揺れるさまを「藤波」といい
藤原家の隆盛の象徴であるかのように
平安の時代から好まれていた藤の花です。

実は花の色に多い紫色。
桔梗・藤・菖蒲・スミレ
パンジー・ラベンダー・オーキッド
それなのに、染めるには難しい色なのです。

化学染料ができるまで
「紫色」に染める染料は希少で
日本だと「紫草」や「紫貝」
それ故に、高貴な人にしか身に着けることができなかった色です。

紫の色の成り立ちから
色のもつ意味あいを考えてみます。

紫は、赤と青からできる色です。
配合の違いによって色みが変わり
与える印象も変わってきます。

青みによった青紫から紫、
そして赤みによった赤紫といった感じです。

青紫はロイヤリティ感がでます。
高貴、上品さをイメージさせる色。
紫は個性や芸術的センス
赤紫は女性性を感じさせる色です。

また、青(静)から赤(動)へ移る色として
アンバランス(しかしバランスをとろうと整えていこうとする力をもつ)
思春期の子どもが好む
非現実世界の象徴=ディズニーランドのイメージカラーでもあります。

紫色が好きな人は
感受性が高く、人の気持ちに敏感
思いやりや気配りができる反面
他人の顔色をうかがいすぎるところも。

また、落ち込んでいるときというのは
色を感じることができないのですが
少し前を向こう、立ち直ろうという気持ちが芽生えたときにも
気になる色でもあります。

キーワード
高貴 エレガント 希少 芸術性
感情のバランス 思いやり
立ち直ろうとする力

 

おまけの色の話

この世界の中で一番多い花の色は「白」です。
次いで、黄色、紫。
自然界の8割がこの色のお花で
花屋さんに並ぶ、赤やピンクの華やかな観賞用のお花は
わずかであるようです。

実際のお花の目的である受粉のためには
夜でも目立って虫の目に届く、白が効果的なのです。
黄色や紫は虫の好む色。
特に紫はみつばちが好きな色だそうです。

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