戦前、寿命が50歳代だった頃
60歳といえば「長寿」
還暦祝の赤いちゃんちゃんこ、赤ずきん、赤い座布団は
すっかりお馴染みとなりました。
70歳まで生きるのは古来稀である。というのが「古希」の由来。
古希、そして77歳の喜寿のお祝いの色は紫です。
紫の染料は19世紀に合成染料が発明されるまで
貝紫や紫草からほんの少ししか採れない大変希少なものでした。
濃く染めるには大量の染料を必要としたため
位の高い人にしか身につけることを許されない色だったのです。
傘寿(80歳)米寿(88歳)・・金色
喜寿(90歳)99歳(白寿)・・銀色
※諸説あります
と宝物に続く貴重な色であったのでしょう。
それでも今の時代、70歳でもまだまだお若い。
そういうわが父も、今年70歳。
お祝いのリクエストはiPadカバー!
遠くに住む家族が集まり、両親に感謝できる機会はあと何回?
そう考えると子どものイベント写真と同じくらい
両親の笑顔の写真も撮っておきたいと思う古希祝いでした。
年末年始の家族と過ごす時間をどうぞ大切に。
よい年をお迎えください。